心理学を応用して導く「絶えず良い状態の社長づくり」 パート2

森下 吉伸

こんにちは。森下です。
ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?
 

休息を取れたのであればよいのだが、仕事柄、営業をしていたという方も多かったのではないだろうか。
落ち着いたら一休みも必要ですよ。
 

前回は「絶えず状態の良い社長である」為に必要な、”人間としての考え方”を心理学の観点からお話しをさせていただいた。
前回の記事はこちらから

今回は、分析の内容や結果についてお話ししたいと思う。

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誰と戦い、誰と付き合い、誰を育て、どんな顧客を獲得するのか?


前回、あなた自身を知ること、あなた特有のバイオリズムを知ることが重要であるとお伝えしたが、次の「3つの分析」を行っていただきたいと思う。
 

・潜在能力の分析
・適正能力の分析
・性格・性質の分析
 

これらを分析することで、周りの人々とうまく付き合っていけるのだ。
そして、このことから周辺の人との「マッチアップ」を探るのである。
 

つまり、上手に人間関係を保てるように自分の特性、相手の特性を分析してみるのだ。
 

・周辺の人で、これからも付き合うべき人はだれなのか?
・周辺の人で、もう縁を切らなければいけない人はだれなのか?
・どういった人が、あなたに必要なのか?
・どういった人が、あなたの人生を盛り上げてくれるのか?
・この人とうまくやるには、何に気をつけなければいけないのか?
 

分析を行うことで、上記のようなことがわかってくる。
そこで、もう一度、あなたの周辺の人間関係を整理してみるのである。
 

これらを行うことで、あなたは社会での対人能力を高めるだけでなく、社会でどう生きれば幸せで、満足のいく人生になるのかも理解できるのである。
また、下記のようなことも見えてくる。
 

・どんな顧客があなたにむいているのか?
・どんな顧客があなたにふさわしいのか?
・どんな職人さんを使うべきなのか?
・どんな従業員があなたを成功に結び付けるのか?
・だれをリーダーにすればいいのか?
 

社長=会社という原則からいくと、あなたが周りの人と人間関係を向上させるコツを知ることで、顧客ターゲット、営業戦略、会社の組織力のアップにも大きくつながっていくのである。
全ての顧客が、あなたの会社の顧客にはならないのだ。
 

そして、全ての取引先が、あなたの会社に利益を与えてくれるとは限らないのである。
そこを見極める力をつけることが何よりも求められるのではないだろうか。
 

また、あなたは、経営者としてあるべき姿、やりがいや満足感まで実感することになるだろう。
部下の育成、教育、使い方などが、よりうまくなり、会社が順調に廻り出すことになるだろう。
 

あらゆる人間関係においても、争いのない、穏やかで楽しい毎日が過ごせることも夢ではないのである。

 

「3つの分析」の内容


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それでは、3つの分析を詳しくお伝えさせていただく。
 

まず、潜在能力分析について。
人は生来、天才的な能力やセンスを持っているものである。
 

潜在能力分析をすると、さまざまな能力を持っていたことを知ることができる。
それにより、あなたの能力がどのような職務に適しているか、活かせるかを知ることができるのである。
 

しかし、幾ら天才的な能力があっても、また、その能力を知っても、それらをはぐくむ環境が無いとそれらを伸ばすことも活用することもできないだろう。
宝の持ち腐れとなってしまうという訳だ。
 

つぎに適正能力分析について。
人は、潜在能力分析結果から導き出される天才的な能力やセンスと、社会生活において最も自分を活かせる適性能力を持っているものである。
 

提唱する適性能力は、【リーダーシップ】 【アナリスト】 【マーケティング】 【マイスター】の4つに大別される。
大別された4つを組み合わせると数百パターンの組み合わせが出来上がる。
 

その結果から、適した職務、組織における適材適所が明確になるのである。
 

【リーダーシップ】
例)GM、独立自営、経営代行、プロジェクトリーダー等、何事も自分で決断し、仕切り、独断でミッションを進めていくことのできる適性能力。
この適性能力を持っている人は、独立自営、請負業務、出来高仕事、一人仕事、各分野の頭領、法人団体の社長、幹部等に向いているということになる。
特に、組織法人で多くの人を束ね、ミッションを達成する場合、この適性能力は不可欠である。
しかし、この適性が余りに強いと、人との協調性に欠け、孤独に陥る事が懸念される。
 

【アナリスト】
例)企画、提案、人事、教育、プランナー、シミュレーター、コーディネーター等、広い視野を持ち、常に物事を冷静沈着に洞察し的確に物事の変化を読み取るクールさを持ち、的確な分析を行い俊敏な戦略戦術を立てることのできる適性能力。
この適性能力を持っている人は、優れた指導者の側近参謀、戦略家、国防施設の戦略参謀役大番頭、金融系のエコノミスト、一般法人のコンサルタント、論理性豊かな報告書を書く業務に携わる人、人事教育系のインストラクター、経理財務のエキスパート、ドクター、カウンセラー、分析家、セクレタリー(秘書)、議員秘書官、祭事計画のシミュレーター、芸能関係の脚本家、建築関係の設計士、各種プランナー等に向いている。
 

【マーケティング】
例)営業、販売、接客、サービス、プロモーション、広告宣伝、マーケティング等、言葉、身振り、手振りのボディーアクションが大きく、表現力に優れており、広告宣伝、マーケティング、イベントプロモーションを得意とする適性能力。
また、飲食店やブティック等の店舗での販売接客などのサービスを提供する職業に適した能力でもある。
この適性を持っている人は、人と人を結びつけるネゴシエーターや、司会者、コメディアン、イベントの集客、一般法人等の広報部、広告宣伝会社、TV局、商社のバイヤー等に向いている。
 

【マイスター】
例)専門知識、技術芸術、巨匠、各種職人等、ある何か一つのことを成し遂げようとする強い意志、そして、その作業に打ち込む強い集中力、また、強い探究心を持ち、それに没頭しそれを極めることのできる適性能力。
この適性能力を持っている人は、医師、学術家、メカニック、技術開発家、発明家、コンピューター系のシステムエンジニア、建築業などの専門芸の職人、昔ながらの職人、伝統工芸師等に向いている。
これらの4つの適性能力を、それぞれバランスよく持っている人は【総合職】に、また、4つの適性能力の内のどれか1つの適性能力に特化した傾向が強いと【専門職】に向いているということになる。
自分の適性能力を知り、最適な職種、職業で自身のポテンシャルを最大限に活用していただく為の分析であるということが言える。
 

さいごに、性格・性質分析について。
成人して、人格形成が完成したものを100%とすれば、人は生まれながらにして、【潜在的な「性格・性質」】=【素地】を約30%持っている。
 

それはDNA(親から受け継いだ遺伝子)に組み込まれているものでもある。
性格や性質は成長の過程で発達していくもので、発達を促すためには、その性格や性質に合った環境が必要なのである。
 

この分析によって持って生まれた性格・性質を知り、それに合った環境を選択し構築することができれば、人格形成が促され、将来その人の最良の長所となるのである。
 

絶えず良い状態の企業とは?


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社員や、部下、家族を幸せにするためには、まず、経営陣が幸せにならないといけないのである。
そして、その幸せには、必ずお金が必要である。
 

そのことから、これからも商売繁盛、業績を落とさない研究が必要なのである。
ただ、それと同時に「お金だけでない、心の幸せ」も手に入れることが必要なのだ。
 

そういう社長が集まる、そういう会社が集まる、そういった社会にしたいと思っている。
 

そして、我々が中心となって日本のリフォーム業界を、だれもがあこがれる業界に盛り上げてみたい。
 

お金があって、自分も、家族も、会社も、取引先も、顧客も、全部が幸せになる。
そういった総体的な成功が「本物の成功」だと思うのである。
是非とも「本物の成功」を目指したいものである。
それではまた。